難聴の治療 補聴器専門サイト さいたま市のとくまる耳鼻咽喉科

残念ながら現在の医療では加齢性難聴を根本から治療することはできません。しかし、補聴器を使用することで聞こえを改善し、日常生活の不自由さや精神的なイライラを緩和することができ、生活の質（QOL）を向上させることはできます。

また、難聴により発症リスクが上昇するといわれる認知症やうつ病についても、補聴器を使用している場合には発症リスクが健聴者と同等であることがわかっています。

そもそも難聴を放置することで認知症やうつ病の発症リスクが上昇するのは、加齢性難聴によりコミュニケーションが減少することで脳に与えられる情報が少なくなり、脳の機能低下を引き起こすからだと考えられています。補聴器を使用して聴力を補えば、脳に与えられる刺激や情報の量を維持でき、脳の機能低下を抑制することができます。

補聴器の効果を最大限に引き出すためには、ご自身に合ったものをお使いいただくことが大切です。そのためには難聴の程度を正しく把握し、適した補聴器を正しく調整することが必要になります。非常に悲しいことですが、「補聴器を買ったが効果がないから使っていない」というお言葉をよく耳にします。ほとんどの場合、補聴器を選ぶ際の検査が正しい精度で行われていなかったり、補聴器の調整（フィッティング）が適切に行われていない、または調整をしていないといったことが原因となっています。

補聴器は決して安いものではありません。安いものではないからこそ、価格以上の「生活の質（QOL）」の向上を実感していただくために、徹底した検査を行い、実生活で補聴器を使っていただき、調整を重ね、納得していただいて初めて補聴器を販売しております。