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実は私の父も耳鼻科医で、実家で開業していました。進路を決める際、さほど迷うことなく医師への道を志したのは、やはり耳鼻科医であった父の姿を見て育ったからかもしれません。父は残念ながら、私が耳鼻科医になって2年目のときに亡くなりましたが、耳鼻科医になりたての頃は、父に何度か仕事について相談したことがあります。すると、自分が診察や治療で使っている機器を実際に使って見せながら「こうやってやるんだよ」と手技を教えてくれたことをよく覚えています。そして今なお、父から教えてもらったことは、毎日の診療に大きく役立っています。
2015年2月に、とくまる耳鼻咽喉科を開業するまでの20数年間、私はいくつかの総合病院に勤務していました。早々に開業せず、長く勤務医を続けていたのは、手術もたくさん経験したい、という想いがあったからです。その結果、勤務医時代には、耳鼻咽喉科領域のさまざまな手術に多く携わり、経験を積むことができました。
街のクリニックは、幅広い症状の診断を求められます。また、クリニックで対応できるのか、それとも早急に大きな病院に紹介すべきなのかといった判断も的確に行わなくてはなりません。
現在のクリニックで手術を行うことはありませんが、勤務医時代に手術を通じて身に付けた解剖学的な知識やさまざまな経験は、診断や処置の際にも活かされています。
とくまる耳鼻咽喉科 院長
徳丸 裕
平成2年 | 慶應義塾大学医学部卒業 慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科学教室入局 慶應義塾大学病院および関連病院にて研修 |
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平成12年 | 医学博士取得 |
平成13年 | 米国ジョンズホプキンス大学耳鼻咽喉科勤務 |
平成16年 | 平塚市民病院耳鼻咽喉科医長 |
平成18年 | 国立病院機構東京医療センター耳鼻咽喉科医長 |
平成27年2月 | とくまる耳鼻咽喉科開院 院長として現在に至る |