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耳管というのは鼻の奥と耳(中耳)をつないでいる管で、鼓膜の外側の圧力(大気圧)と鼓膜の内側の圧力とを同じ圧力に調整しています。耳管の働きが悪くなると耳が詰まったり、自分の声が響くといった耳管機能不全の症状が出現します。
耳管機能不全には、炎症などによって耳管が詰まったり狭くなってしまう耳管狭窄症や、逆に耳管が開きっぱなしになってしまう耳管開放症といった病気があります。
いずれの場合も、耳が詰まった感じ(耳閉感)や自分の声が響いたりする症状があり、とても不快な症状になります。当院では耳管の機能を検査する耳管機能検査装置を導入しました。この検査をすることにより、耳管の機能を正確に評価することが可能になります。
検査をする耳に耳栓をし、鼻の片側にセンサーを当てながら唾を飲み込んだり、耳抜きをすることで耳管が開く様子を音として測定する検査です。
とくまる耳鼻咽喉科 院長
徳丸 裕